イベント報告

NAMM Business Tour 2000

NAMMビジネスツアー
 今年で4回目となったMIDI規格委員会主催による、NAMM ビジネスツアーには18名の方々が参加され、2月2日から2月8日まで、米国NAMM Winter Marketの視察、MMA(MIDI Manufacturers Association)との会議開催及びMMA総会への参加を目的に催行された。
 今年のAMEI/MMA Joint meetingでは高速MIDI(IEEE1394)に関して、MMAのワーキンググループとの刷り合せ、モバイルMIDIに関するAMEIからの提案と審議、MIDI電子透かしに関するAMEIからの提案と審議など盛り沢山、深夜にまで及ぶ会議となった。
 またMMA総会ではAMEIから電子透かし及びモバイルMIDIに関してのプレゼンテーションを開催し多くのMMAメンバーが熱心に受講された。

1. NAMM Winter Marketについて NAMM会場
 2月3日より2月6日まで、ロサンゼルス・コンベンションセンター(会場面積43,033u)で「2000 NAMM International Music Market」が盛大に開催された。
 出展社1,249社(1,294小間)と昨年より47社増え、また来場者も、昨年比2%アップの62,596人を記録した。来年度のNAMMショーは拡張改装工事も終えた従来のアナハイムコンベンションセンターに戻ることにが決定している。


 このツアーに参加頂いた、日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)理事長の大浜和史氏にレポートをお願いしました。 レポートはこちら


2. MMAとのMeetingについて

AMEI/MMA (TLWG:Transport Layer Working Group) pre-meeting
1394Meeting 2月4日(金)15時から、ダウンタウンにあるThe Wilshire Grand HotelにてIEEE1394に関するPre-Meetingを開催した。AMEIからは1394プロジェクトのメンバーを含む6名、MMAからTLWGメンバーを含んだ5名が出席。以下のテーマについて熱心に話し合われた。
  ・AMEIからのドキュメント(AMEI-0016)
  ・RID(Registration Authority ID)
  ・USB-MIDI
  ・AMT(MIDI over Altenate Media Transport )ドキュメント(通称AMTドキュメント)




Joint AMEI/MMA Meeting

Joint
 2月5日(土)18時から食事に引続き昨日と同ホテルにて開催した。 MMAから 10名、 AMEIから11名が出席。出席者自己紹介のあと、以下のテーマについて深夜まで会議が続いた。
  ・MIDI Watermarking (TSB#164)
  ・MIDI Ring (TSB#165)
  ・New MIDI file format(TSB#162)
  ・1394/USB/AMT(TSB#155)
  ・DLS Certification(TSB#159)
  ・MPEG Compliance(TSB#160)
  ・DLS Watermarking(TSB#166)
  ・TSB#163, #157, and #144 (MMA Voting)
  ・MMA/AMEI Cooperation

 


3. MMAの総会について

2月6日(日)9時から、The Wilshire Grand HotelにてMMA総会が開催された。出席者はMMAメンバー約40名とAMEIからのオブザーバー出席者であった。総会は、ゼネラルセッション、テクニカル セッション、アフタヌーンセッションの3つに分かれ、開催された。

● 8時からの Breakfastの後、会員以外の参加も可能なゼネラルセッションがExecutive BoardメンバーChairmanのJames Grunkeの司会で9時より開催され、Tom White会長によりMMA及びAMEIの活動報告及び今後の計画について説明があった。

● 10時より会員のみ参加可能なクローズドセッションが開催され、最初にExecutive Board Member及びTech. Board Memberの選出が行われ次の各氏が選出された。MMA総会
[ Executive Board Member ]
James Grunke, David Oren, Athan Billias, Bob Starr
[ Technical Standards Board Member ]
Bob Lee, Rick Cohen, Jim Wright, Joe Bryan, Bennett Sikes, Tom Savell, Robert Rampley

続いてBob Lee氏により下記の事項についてボーティングが進められた。
・TSB #163 Downloadable Sounds Level 2.1 (RP) 承認された。
・TSB #157 Recommended Use of the RMID File Format 承認された。
・TSB #144 File Reference SysEx Message (C/A) 承認された。

● 昼食をはさみ、誰でも参加可能なアフタヌーンセッションが14時から開催され、約40名の参加者のもと、AMEI著作権委員会プロテクトWGからのWatermarking(TSB#164)のプレゼンテーションを開催した。Protect WG Presentationプレゼンターの同WG 内藤氏より次のようなAMEI標準電子透かしについて説明があった。

・AMEIが業界(またMMAと合同で)違法コピーに対して警告を行えるようなシステムづくり
・階層化された電子透かしを用いる理由とその効果
・階層化に適した第一層アルゴリズムの条件と実地方法
・第一層と第二層を掛け合わせる際の衝突を避ける方法
・第一層透かしに埋め込む情報の内容案
実際に透かしデータの埋め込まれた音を聞かせるといったデモやプレゼンの後では透かしを埋め込むことによるクオリティの劣化についてなど熱心なQ&Aが続きました。

● 続けて15時からAMEI MIDI規格委員会Mobile MIDI WGからのAMEI MIDI Ring(TSB#165)のプレゼンテーションを開催した。内容は以下の通り。
Mobile MIDI WG Presentation
・全体説明 (飛河WGリーダー)
現状の日本の市場を説明し、MMAに理解してもらった。
・ヤマハ講演 (二間瀬氏)
SMAF(旧MMF)ファイルフォーマットの概要説明 コンテンツの説明 とデモ演奏
・フェイス講演 (中西氏)
ファイルフォーマットの概要説明と 日本の携帯電話市場の説明、 着メロの規模を数値的に説明
このプレゼンテーションを含めMMAとのMeetingの結果、AMEIの著作権委員会プロテクトワーキンググループ並びにMMAのXMF(eXtensible Music Format)ワーキンググループとの協調作業を行いながら、新たなSMF( Standard MIDI File)フォーマットの研究を行っていくことが確認された