マルチメディアテキスト音楽・音響編
99
CD−ROM for Windows & Macintosh
発刊のご案内
本テキストはマルチメディア制作者を対象に音楽・音響の技術の広範な分野を初歩的
なものからより高度なものまで、実践を通して無理なく修得できるよう解説していま
す。テキストは、ハイブリット仕様のCD-ROMで、初級編と上級編に分けられており、
基本的な部分から実際の制作で必要な情報、最先端の情報まで幅広く含んでおり、今
までのテキストのように文章で表現ができなかった部分もCD-ROMで実行することによ
り、より容易に理解できるよう構成されています。
マルチメディアテキスト音楽・音響編99の特徴
- MIDI検定 98年度試験問題集 掲載!
- GMシステム レベル2 仕様掲載!(英文)
- 情報圧縮の基礎を解説 ・ランレングス法 ・ハフマン法 ・JPEG ・MPEG
・ADPCM ・ MP3 ・AAC ・ドルビーデジタル(AC3) ・サウンドVQ(TWIN VQ)
・リアルオーディオ
- 注目のインターフェイス USB/IEEE1394 解説
- AMEIホームページ一挙掲載!
- デモソフト満載!
テキストの特徴
- HTML言語で書かれています。
- ネットスケープやエクスプローラーといったブラウザソフトによってプラットフォー
ムに関わらず読むことができます。
- 豊富な図版が収録されています。
- 文章だけでなくキャプチャリングされたコンピュータ画面や図解によって分かりやす
い内容になっています。
- HTMの特長を活かし、知りたい項目へすぐに飛ぶこともできます。用語集としても活
用できます。
- 執筆者は初級編は尚美学園の専任講師、上級編は各分野で実際にマルチメディア制作
に携わっているエキスパートです。
- オーディオトラックには様々な音の例が収録されています。
- ハイブリット仕様のCD-ROMです。
- バージョンアップにより最新の情報に更新されます。
動作環境
Windows
- i486SX-33MHz 以上
- 必要空きメモリー8MB以上
- カラーモニターVGA640×480,256色(32,000色以上推奨)
- CD-ROMドライブ(倍速以上)
- サウンドボード(SoundBlaster互換推奨)
- システム Windows3.1,95 Microsoft CD Extension2.2以上
Macintosh
- LC630以上
- 必要空きメモリー8MB以上
- カラーモニター13インチ以上256色以上(32,000色以上推奨)
- CD-ROMドライブ(倍速以上)
- システム 漢字Talk7.1以上
アプリケーションソフトウエアまたはツール
- インターネットエクスプローラ3.0以上
- ネットスケープナビゲーター2.0以上
- その他、HTML3.0に対応したWWWブラウザソフト
■制作・著作 赤松 憲樹 (尚美学園学園長・社団法人音楽電子事業協会マルチメディア推進委員会委員長)
■監修・編集
古山 俊一
(尚美学園短期大学 助教授)
村井 清二 (株式会社カメオインタラクティブ代表取締役副社長)
■執筆者 初級編 飯島 俊成(東京ミュージック&メディアアーツ尚美 助教授) 定平 誠(尚美学園短期大学 専任講師) 竹内 誠(尚美学園短期大学 専任講師)
坪口 昌恭(尚美学園短期大学 専任講師)
鶴原 勇夫(尚美学園短期大学 助教授)
新田 雅道(尚美学園短期大学 専任講師)
野瀬 充弘(東京ミュージック&メディアアーツ尚美 専任講師)
荻原 成(東京ミュージック&メディアアーツ尚美 助教授)
上級編
赤松 正行(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)助教授)
大庭さち子(キッズスペースプロデユーサー)
高棟 雄輔(NEC パーソナルソフトウエア事業部市場開拓部)
飛河 和生(日本ビクター株式会社 マルチメディア事業戦略本部 技師)
富田 哲朗(株式会社ソニーミュージックエンタテインメント 課長)
古山 俊一(尚美学園短期大学 助教授)
藤森 潤一(ヤマハ株式会社 電子楽器事業本部第2開発室)
■制作にご協力いただいた法人
株式会社大塚商会、株式会社カメオインタラクティブ、
クリエイティブメディア株式会社、株式会社銀泉、住友海上火災保険株式会社、
泉友総合不動産株式会社、学校法人尚美学園、株式会社住友銀行、
大日本印刷株式会社、デジタル・メディア・ラボ株式会社、
トランス・コスモス株式会社、日本電気株式会社、富士通株式会社、
マクロメディア株式会社、ヤマハ株式会社、株式会社リクルート、
ローランド株式会社
■デモ版をご提供いただいた法人
アイデックス、アスキー、インターネット、カメオインタラクティブ、
カモンミュージック、キュービックエナジー、リムショット、ローランド
以上 (50 音順)
ソフトテキストの目次
〔初級編〕
第1章 マルチメディアってなんだ?
1-1 メディアとは
1-2 メディアの融合 今・昔
1-3 マルチメディアのキーワード
1-4 マルチメディアと媒体
第2章 マルチメディア環境
2-1 マルチメディアを楽しむ
2-2 マルチメディア環境整備
2-3 マルチメディアを創る
第3章 Music on Multimedia
3-1 コンピューターと音楽
3-2 シーケンサー
3-3 デジタルオーディオ
3-4 ミキシング
3-5 MIDIとデジタルオーディオの併用
第4章 シーケンスデータの作り方
4-1 シーケンスデータ制作の流れと各工程の意味
4-2 ちょっと洒落た音楽表現
〔上級編〕
第1章 音響・音楽の制作環境
I MIDIの概要
1. MIDIメッセージ
2. コンピュータとMIDI
3. MIDIファイルの規格
4. MIDI音源の規格
5. GMシステム・レベル2仕様(英文)
II デジタルオーディオ制作 1. デジタルサウンド概論
2. デジタルサウンド機器・ソフト
III 音源
1. 音源方式
2. 音源の形状
3. ソフトシンセサイザー 4. 音源カード
IV 新しいインターフェイス 1. USB
2. IEEE1394
第2章 音響・音楽の制作過程
I プリプロダクション
1. PCでのMIDI再生/サウンド再生 2. 音楽素材と著作権
3. 制作計画 4. 映像と音楽を同期させる為の基礎知識 5. デジタルコンテンツ向けの作曲
6. シーケンスデータ制作
7. 打ち込み後のサウンドプロセッシング 8. ミックスダウン
9. マスタリング 10. 動画に同期した楽曲の制作
11. シーケンサー以外のMIDIツール
II キャプチャリング
1. デジタルオーディオのキャプチャリング
III サウンドエディット
1. 波形編集 2. ハードディスクレコーディングでの編集 3. サウンドエフェクト
4. ファイルフォーマットの変換
IV MIDIデータの加工 1. SMFの概要と背景
2. SMFのフォーマット 3. チャンクの構成
4. MIDIイベントの表現 5. SMFの応用
6. 今後の方向 7. SMFの編集
第3章 コラボレーション
I オーサリング
1. 音声データの前処理 2. デジタルムービーの制作の概要
3. デジタルムービーの編集の例
4. オーサリングツールの音声の扱い 5. まとめ
II プレビュー
1. 動作環境
2. 動作確認機材の選定
3. 動作確認の方法
4. まとめ
III CD-ROMプリマスタリング
1. CD-ROMの基礎知識 2. マルチメディアCD
3. CD-Recordable
4. マルチメディアスタジオ
5. Macintosh HFS CD
6. ISO 9660 CD
7. Mac/ISO Hybrid CD
8. CD EXTRA CD
IV パッケージ形態での活用
1. MPEG 環境での活用〔MPEG1〕
2. MPEG 環境での活用〔MPEG2〕
3. 複合形CDの活用 4. DVDソフトの制作過程
V ネットワーク上での活用 1. コンピューターネットワーク
2. インターネット概要
3. 情報発信準備 4. デザインと素材
5. 構築 6. サイト制作 1
7. サイト制作 2
8. サイト制作 3
9. サイト制作 4
10. サイト制作 5
付録 情報圧縮の基礎
I 情報圧縮の必要性
1. 情報圧縮の必要性
2. 情報圧縮の基本的な考え方 ・代表的な情報圧縮1
1. ランレングス法 2. ハフマン法
・代表的な情報圧縮2 1. JPEG
・代表的な情報圧縮3 1. MPEG
・音声情報の圧縮技術 1. ADPCM
2. MP3
3. AAC
4. ドルビーデジタル(AC3)
5. サウンドVQ(TWIN VQ)
6. リアルオーディオ
●オーディオトラック内容
1. ヤマハ「MIDPLUG」による楽曲 2. ローランド「VSC55」による楽曲
3. クリエイティブメディア「AWE64」による楽曲 4. ヤマハ「MU80」による楽曲
5. インビジョン「サイバーサウンドVS」による楽曲 6. SeerSystems「Reality」による楽曲
7. スタインバーグ「RB-338」による楽曲 8. ディレイを使った楽曲例 「フラクタルウェーブ」 9. ダミーヘッドによる録音例 駅ホーム
10. ダミーヘッドによる録音例 銀座交差点
11.ダミーヘッドによる録音例 はさみで紙を切る
上級編執筆者プロフィール
古山 俊一
1954年生まれ。千葉大学工学部卒。
1983年、シンセサイザーによる音楽制作を行う「スタジオエレホン」設立。
以来、CM、博覧会、イベント、サウンドスケープ、ゲーム、マルチメディア作品など
の音楽、音響を制作する。 著書は「シンセサイザーここがポイント」(音楽之友社)、
「シンセサイザーの科学」(講談社)など、現在まで十数冊。
最近では「デスクトップミュージック入門編」(ソフトバンク)がある。
テレビ、ビデオなどでシンセサイザー、DTMの解説、演奏も行う。こちらにはコルグ
「オーディオギャラリー」、インクス「ビンテージシンセサイザーシリーズ」などが
ある。 尚美学園短期大学 助教授。DTM、電子音響、作曲の講座を持つ。
富田 哲郎
1949年生まれ、上智大卒。
(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント 録音本部 在籍
LPのアナログ時代からCDのデジタル時代まで一貫して、「よい音」を目標にサウンド
とメディアの追求をしている。 専門はレコーディング/CD・CD-ROMマスタリング/
スタジオ・システム・デザイン/スタジオ・アコースティック・デザイン/スタジオ・
インテリア・デザインです。
AES(Audio Engineering Society)会員。
赤松 正行
岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー助教授
1961年兵庫県生れ。音楽とコンピュータを中心としてメディア作品を制作、特にイン
タラクティブでありながら、作品自体が能動的で自律的である環境の構築に興味を持
っている。バンド「neumannpiano」や「gaspillage」のメンバーであり、BBS
「commutele-presence lab」のシスオペを務めている。
代表作に「soundtronics field」や「マジカルMAXツアー」などがある。
大庭さち子
NY在住。コロンビア大学にて芸術修士号・教育修士号取得。
同大学応用音楽講師を経て大学院博士課程在籍。Kids'Space主宰。
マルチメディアグランプ95ネットワーク部門最優秀賞をはじめKids'Space 及び音楽
教育サイト企画・制作により国内外合計26のベストサイトアウォード受賞。
(97年1月末現在) 著作:「りんごのおいしいかじりかた(技術評論社)」
「はじめてのHTML3.0(リブロス)」
高棟 雄輔
昭和37年6月東京生まれ
昭和62年3月 日本大学大学院理工学研究科博士前期課程物理学専攻修了
昭和62年4月 NEC入社
〜平成5年3月 パソコン(PC-9800シリーズ)の製品開発計画
〜平成7年9月 日本初の本格的マルチメディアスタジオ/情報受発信基地である、
NECマルチメディア工房の設立準備/立ち上げ/運営に従事
平成7年10月〜平成7年10月2日付けで設立した、NECインターチャネル鰍ノ出向。パソ
コン用CD-ROMタイトルのプロデュースを担当
◎主なプロデュース作品 くりっく亭1号店家庭料理館(平成8年1月)
必殺!(平成8年5月) フランダースの犬(平成9年3月)
◎現在の肩書 NEC パーソナルソフトウエア事業部市場開拓部
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