第1回 MIDI検定試験のご報告
= MIDIを理解し活用できる人材育成のための認定制度 =
社団法人音楽電子事業協会・MIDI認定制度
「MIDI検定試験」実施結果について」
-コンピュータミュージックの共通ライセンス-
◎通商産業省所管の社団法人音楽電子事業協会(Association of Musical Electronics
Indusutry 略称AMEI)では、音楽情報を効率よく伝達するための規格「MIDI(Musical Instrument Digital
Interface)規格」を理解し活用できる人材育成を目的として、日本シンセサイザープログラマー協会の協力を得、「第1回MIDI検定試験(3級)」を「平成11年1月17日(日)午後1時30分より(90分)」、全国(東京、大阪、名古屋、仙台、浜松) 24会場にて実施致しました。受験者は2,964名と、改めてMIDI関連、デジタルミュージック関連の音楽制作に興味と関心をもつ若者の多い事(問合わせ件数:受験案内請求は6000名強)が実証されました。 合格者は2413名(合格率81.4%)、合格者は2月10日AMEIホ−ムペ−ジ上にて 受験番号にて発表しました。
◎発展を続けるマルチメディア社会の中で、文字や映像などと並び、重要な要素の一つに音/音楽があげられます。そしてマルチメディアの音/音楽の中で中心的な役割を果たしているのが、いわゆるMIDI規格です。MIDI規格は、電子楽器の制御プロトコルとしての活用はもとより、電子音楽のソフトウェア、コンピュータネットワークでやりとりされる音楽データや、通信カラオケの送信データにいたるまで、電子音楽の事実上の標準規格となっています。
この様な状況のなか、MIDIを使った音楽制作の現場では、MIDIに関する知識を持ち、データの制作・監修ができる人材が求められています。
◎来年度・平成11年度(平成12年)も「第2回MIDI検定」試験を、MIDIの基礎知識及びその応用能力をはかる3級について、平成12年1月23日(日)に実施予定です。受験会場エリアも九州(福岡)、北海道(札幌)まで拡大予定です。
◎(社)音楽電子事業協会は、電子楽器メーカー、音楽ソフト制作企業、MIDI活用音楽企業(通信カラオケ、パソコンメーカー)等の「電子音楽やMIDIを通じた電子音楽を、社会に広く消費者に供給・普及を業とする事業者」95社(平成11年2月現在)によって構成されています。「MIDI」の管理・推進は(社)音楽電子事業協会が一元的に行っています。「MIDI」は(社)音楽楽電子事業協会の登録商標です。
■「第1回MIDI検定試験3級」実施結果
名 称:平成10年度「第1回MIDI検定」試験(3級)
主 催:社団法人音楽電子事業協会
協力企業:音楽電子事業協会 会員各社
協力団体:日本シンセサイザー・プログラマー協会(会長:冨田 勲)
実施日 :平成11年1月17日午後1時30分より(90分間)
協力校&試験会場(24会場)
(東京・15会場)
- アイデックスミュージックアカデミ−
(東京都台東区蔵前4−21−9、蔵前坂口ビル7F)
- デジタルメディアスクール シリコンハリウッド 学園
(東京都港区虎ノ門1−16−4アーバン虎ノ門ビル2F)
- TCA東京コミュニケーションアート専門学校
(東京都江戸川区西葛西6−29−9)
- 東京工業専門学校
(東京都渋谷区桜丘町24−5)
- 東京ミュージック&メディアアーツ尚美
(東京都文京区本郷4−15−9)
- 日本工学院専門学校
(東京都大田区西蒲田5−23−22)
- 日本工学院八王子専門学校
(東京都八王子市片倉町1404−1)
- 日本電子専門学校
(東京都新宿区百人町1−25−4)
- パンスクールオブミュージック
(東京都渋谷区代々木1−18−18)
- 総合学園・ヒューマンアカデミー
(東京都新宿区高田馬場4−4−2)
- ミュージック・カレッジ・メーザーハウス
(東京都目黒区大橋2−16−23)
- ヤマハ音楽院
(神奈川県川崎市中原区木月1184)
- ヤマハミュージック渋谷店
(東京都渋谷区道玄坂2−10−7)
- 代々木アニメーション学院
(東京都渋谷区代々木1−57−11)
- 社団法人音楽電子事業協会事務所
(東京都千代田区三崎町3−16−9)
(大阪・3会場)
- キャットミュージックカレッジ専門学校
(大阪府吹田市垂水町3−29−18)
- ディプス/コンピュータ−ミュージッククラブDEE
(大阪市西区北堀江1−5−2)
- 職業訓練法人 大阪ヒューマンアカデミ-
(大阪市淀川区東三国3−10−19)
(名古屋・2会場)
- 名古屋音楽大学
(名古屋市中村区稲葉地町7−1)
- 名古屋自由学院短期大学
(愛知県西春日井郡師勝町熊の庄古井281)
(仙台・2会場)
- 菅原学園・専門学校デジタルアーツ仙台
(仙台市青葉区本町2−11−10)
- 東北電子計算機専門学校
(仙台市青葉区花京院1−3−1)
(浜松・2会場)
- (株)河合楽器製作所 (浜松市寺島町200)
- ヤマハ(株) (浜松市中沢町10−1)
試験実施概要
- 受験料
- 3級 2,500円(消費税含み)
- 試験方法
- 筆記試験(所用時間1時間30分
- 合格基準
- 100点満点のうち70点以上(問題数100問)
- 結果通知
-
平成11年2月10日、AMEIホームページにて発表
- 合格者には「3級合格証(MIDI LICENSE)カード」が贈られます。
試験内容:(初年度・今年度は3級のみ実施)
<3級> MIDI規格1.0に準拠 スタンダードMIDIファイル実用レベル
- 「MIDIの基礎」 楽情報の伝達、バイトとビット、MIDIケーブルの接続
- 「MIDIメッセージ」 MIDIチャンネル、ステータスとデータ、メッセージの種類
- 「ノートデータ」 ノートオンオフ、ベロシティー、ゲートタイム、タイミング
- 「コントロール」 音色の切り替え、ピッチベンド、コントロールチェンジ
- 「システムメッセージ」 システム&メーカー・エクスクルーシブ
- 「MIDIの知識」 MIDIの歴史、アナログシンセの基礎、GM&SMF
MIDI検定試験・3級受験実績
- 受験申込者数
- 2,964名
- 合格者数
- 2,413名
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